評価基準は独断と偏見と愛と妄想余白
我可能不會愛你のキスシーンを好きな順に並べてみようという企画記事です。
前回までのあらすじ・・・・は長すぎるので割愛。
本日は4位からの発表です。
4位(足ブラブラ)
キスシーンアワードでは8位にランクインしたこちらのキスをアオタは4位にさせて頂きました。
■理由
最終話。怒涛のキスシーンの中の1コマ。
物語にとって、そして主人公二人にとって、何か特別な意味を持つキスではないけれど、だからこそ妄想する余白がある。
逆に、意味が無いからこそ「特別であることが当たり前になっている」ことを感じます。
彼女の彼である自分。彼の彼女である自分。それらが完全に定着している。そんなことが、軽いキス一つで伝わって来る。
「左右どっち?」・・・・ぎこちないキスをしていた二人が、こんなにも自然にキスをしている・・・・これは十分すぎる妄想の燃料になります。
日本のドラマは「特別になるまで」を描くことが多いけれど、台湾ドラマの場合は「特別であることが定着している姿」まで描いてくれるから好きです。
そして、濃厚なキスよりも、こんなちょっとした「チュッ」が・・・定着を示すサインなのです。(と、アオタは思う)
15年間友人として過ごしてきた二人が、恋人として付き合うのは、相当くすぐったいものがあるはずです。そもそも少し前の彼らにとってはお互いがキスを交わすなんて「非現実的」なことだった・・・・・。
でも、何度もキスする内に、くすぐったさや力みが抜けて、日々の中に当たり前のように溶け込んでくる。このキスはそういう「定着」のキスなのです。
そして、私が台湾ドラマに固執している理由もズバリ「定着」なのだと思う。「紆余曲折」の後の「定着」に、私は物語の凄さを見るのです。
「缶ビールで乾杯する」という彼らの長年の習慣の中に、何の違和感もなくキスが紛れていること。それがこのシーンの意味なのかもしれない。
そして大仁哥のまなざし。又青の「んんんんー」という甘えた声。※なんか文字化すると、全然可愛さが伝わんないやw
二人の日常を覗き見してしまったような、「当たり前」がそこにあります。故に、アオタ何度も鬼リピ。
台湾ドラマの一つの魅力である「定着」を存分に堪能させてくれたこちらのシーンをアオタは4位にさせて頂きました!
3位(世界が終わるその日には・・・)
キスシーンアワードで第6位にランクインしたこちらのシーンをアオタは3位にさせて頂きました。
■理由
「明日世界が滅亡するなら、何をしたい?」 ハネムーンで大仁は又青に尋ねる。
「誰もいない浜辺で、裸で泳ぐ! ・・・冗談よ」と又青は答える。
「あなたは?」と又青が大仁に尋ねる。
「滅亡の瞬間も・・・君と一緒にいたい」と大仁が答える。
まっすぐ又青を見つめる大仁と・・・
その視線を受け止めた後に、満足気に遠くを見つめる又青。
ゆったりとした時間の中で・・・・
冗談と本気、まっすぐな視線と遠くを見る視線。友情と愛情。夫婦としての門出。
お互いのくすぐったい部分を、撫で合う感じ。それがとっても温かいのです。
キスそのもののデティールはご覧の通りわからないけど・・・・二人の熟成した関係が堪能できるとっても素敵なシーンです。
キスシーンとしては4位や5位のキスの方が好きだけれど、どうしてもこのキスを下位に位置づけることができませんでした。そんな不思議な力があるキスシーン。アオタは3位にさせて頂きました。
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