イップ・マン 最終章(葉問 終極一戰)

本日「イップ・マン最終章」と「あの頃君を追いかけた」を見てまいりました。

イップ・マン 最終章(葉問 終極一戰)

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ブルース・リーの師匠としても知られる実在の武闘家、イップ・マンを主人公にしたアクション

裕福な家庭に育った葉問は、幼い頃から中国武術の一種・詠春拳の修練を積み、やがて達人にまでなっていく。しかし戦争が勃発。家は日本軍に接収される。
終戦後、ほどなくして国民党と共産党の対立が激化。1949年、葉問は生活費を稼ぐために愛する妻ウィンセン(アニタ・ユン)や子を置いてイギリス植民地となっていた香港へ渡り、労働組合の屋上を借りて詠春拳を教え始める。やがて中国と香港の境界線が閉ざされ、ウィンセンと会う機会が失われてしまう。ついには彼女の死に立ち会えず深く苦しむ葉問だったが、どことなくウィンセンに似た歌手・ジェニーの存在に救われていく。そんな折、弟子の一人が困窮から逃れるために、無法地帯となっていた九龍城のボスが主催する闇試合へ身を投じる。彼を助けるために他の弟子たちとともに葉問は乗り込むが……。

■かんそー

前半から終盤までのストーリーはぶっちゃけ、ただただ退屈でした。

もちろんアンソニーVSエリックなんかは、ヨダレ展開以外の何物でもないし、個人的に小春おじきが大好物なので、「絵」だけでも楽しめてはしまいます。そして何より、阿嬌が出ているというだけで、見る前から『100点』の盲目TWINSファンとしては、ストーリーに乗れる、乗れないはあんまり重要ではなかったかもしれません。

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『はい!100点満点』(↑姫は葉問の弟子役)

でも、どうせならストーリーも楽しみたいなーというのも本心。だから、序盤の「伏線ぽい思わせぶりなシーン」の羅列は、辛かったなー(笑) 結局ただの日常だもんね、あれ。実在の人物を描くのは難しいなーと思いますわ。

ジェニーと葉問の絡みも、取ってつけたような印象。後半、メインストーリーと絡むのかと思ったら、そういうこともなく終わってしまいました。「何かあるはず!」と思っていたワテクシとしては、肩すかしくらいましたわ。脱臼。

ただ、女弟子がジェニーにジェラしってる描写なんかは非常におもろかったっす。ああいうのジル本当に上手いと思うわ。

まぁ、ここまでは小言をぶつぶつ言っちゃいましたけど、結局アクション映画は最後の20分にツボれれば、万歳三唱なのよね。

未だにジャンプをチェキってるようなアオタにとっては、師匠が弟子を引き連れて敵陣に乗り込むとか、萌えないわけにはいかないわけですよ。 だから、前半から終盤までの退屈な感じは一気に吹き飛んで、大満足で映画館を出た私でございました。

しかも敵陣にまっさきに乗り込むのがジルときたら、鼻血垂れ流すしか道が無いわけです。しかもストーリー展開が神。あー、素晴らしすぎるわ。

ジルが演じたセイムンは、後半妊婦設定(弟子同士で結婚)なので、メインシーンでのアクション参加は難しいキャラでした。なので、ジルのアクション目当てで見に行ったワテクシは「あー、妊婦じゃ、乱闘シーンは無理だなー」と後半思っていたのです。

ところがさっ、セイムンは妊婦なのにも関わらず、単身でまっさきに敵陣に乗り込んでいくわけです。・・・嗚咽。私は叫び声あげそうになりましたわっ。

夫が闇試合に参加していることに気付いて、心配で乗り込むという流れなのですが、セイムンがかけつけた時には、夫は毒を盛られて瀕死の状態。 そしてセイムンは身重にも関わらず、夫にかぶさって身を呈してかばうのです。(悶死)

で敵が「妊婦だからって容赦しねーぞ」とかなんとか叫んだら、決心して立ちあがるのよ。

そして構えるのです。

↓(ごめんなさい、そのシーンの静止画がどうしてもみつからなかったから、他のシーンで構えてるジルをば)

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立ちあがって、構えるの・・・・。

だから、立ちあがって構えるのよ。

ゆっくり、敵を睨みつけて、戦おうとするのよ。夫のために。

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完全に主婦モード、嫁モードで日々を過ごしていたセイムンが、夫を守るために、武道家としての自分を発動させるのです。

こんなの萌えすぎて心臓もたねーよ・・・・。素晴らしすぎる。数秒のシーンだけど、あれ見れただけで、大満足ですわ。

改めてジルにハート打ち抜かれました。

ということで、たった1シーンでアオタにとっては最上級の映画に化けてしまったイップマンです。
あーもう一回あのシーンみたいなー。最高でございました。

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