螺絲小姐要出嫁見てます。
あれです。あおたのいつもの病気が出てます。痞子英雄の時と同じです。よろしくお願いします。
超絶簡単な11話までのあらすじ。
超大手企業のエリートサラリーマン高丞寬(ロイ君)は社長の娘である薇安(パフ・クオ)と婚約中。仕事の失敗をきっかけにし、破たん寸前の会社に副社長として出向するよう命じられる。そこで出会ったのが数日前自分にケーキをぶっかけた女性羅思儀(メーガン様)。
副社長と秘書として、仕事を共にするようになる高丞寬(ロイ君)と羅思儀(メーガン様)。はじめは、思儀を会社の一部=ネジとしてしかみていなかった丞寬だったが、一生懸命で素直な思儀に徐々に心を奪われていく。愛の無い結婚を受け入れていた丞寬だったが、思儀への気持ちが高まるにつれて、結婚を考えるように。
そしてついに薇安に婚約破棄を提案。しかし薇安に抵抗され……。
一方の思儀は自分をこっぴどく振った元カレの以尊が帰国。もう一度やり直したい、信じてくれと猛アプローチを受ける。
地味系女子と王子様の物語といえば、たいがい女の子が先に王子様を好きになるのがデフォ。一生懸命頑張るヒロインと、その行動によって変化していく王子。そんな二人のやりとりが世の中の女子を悶えさせるわけです。
が、しかし。このドラマは王子が先に好きになるのが味噌。構造が逆転してる。つまり、一生懸命頑張るのは王子@高丞寬(ロイ君)なのです。
スペックの高いイケメン王子が地味な売れ残りOLに心を奪われ、愛の尊さに気付く姿が可愛らしいドラマなのです。もちろんヒロインの羅思儀(@メーガン様)もとっても魅力的。
ただし、構造逆転物といえば小資女孩向前衝もそうだったし、このドラマ独自の新しい要素は無いのかもしれません。主演が同じロイ君なので、構造をトレースしたんだろうなと。「美男ですね」や「シークレットガーデン」もこのタイプだから最近は一つのひな型になってると思う。
というわけで、ストーリーを進めるためのきっかけ=シークエンスの積立も凄い雑だし、小資女孩向前衝の方が好きだし、正直あんまり乗れずに見ていた前半戦です。
ところが11話あたりから、激しくおもろくなってきました!
きっかけは丞寬が、思儀ちゃんへの気持ちに気付いたこと。そしてそれが原因であっさり振られる薇安公主です。
郭雪芙のこと溺愛しているからとか、盲目だからとか、そういうのは差し置いても、私は薇安みたいな女の子が好き!これはもう病気なのです。ぱふたんに出会ったのが薇安だったとしても絶賛してたと思います。間違いなく。
んで、この子の事を語るにあたって、私の友人がツイで論じていた「理不尽系ヒロイン」をば。Oさんさんくす。
都合のいい女がヒロインだとカタルシスも何も生まれてこないし、ちょっと不仲イベント起きると一貫性崩れて違和感でる。それは間違いない。多分逆の立場に立てば都合のいい男だらけはきっと萎えるんだと思う
あいつの魅力はあたしが一番知ってる。あいつを一番好きなのはあたし。でも好きとか言えない。気づかないあいつが悪い。なおかつ他の女と仲良くするの気に入らない。他の女には渡さない。でもあたしからいけない。
理不尽ヒロインと都合の悪いヒロインは全く異なる。理不尽ヒロインは好きって言わないけど、相手に自分最優先を強要してるわけじゃない。手が出るだけ。照れのリアクションがちょっと火力過多なだけ。故にデレのカタルシスもある
というわけで、「理不尽系ヒロイン」大好物な私です。溺愛しすぎてる痞子英雄の陳琳さんなんかまさにこれ。精神構造があまのじゃく過ぎて、嫌われてしまうことも多々あるタイプ。表に出てくる行動が自己中心的で傲慢なものだからとっつきにくいと言えばそう。ただし理不尽系ヒロインは表に出ている行動から裏を探るのが楽しみの一つ。故にハマると果てしなく溺愛出来ます。
んで、このドラマに出てくる薇安(郭雪芙)は、ガッツリこの手のタイプなわけです。ただし…ヒロインではないのが一つの問題。というか大問題。
つまり、ただの理不尽な女なのです。三立さんお得意の、駒=記号。
物語に波風起こすためだけに存在する悪役パートそのものなのです。言い方悪いけど、クソ女なのよ。
ただし、薇安の構造が大好きな理不尽系ヒロインそのものなので、萌えずにはおれないのです(悶死)。というか、11話の段階ではまだ可愛さが残ってるからなおさら。もちろん三立さんはドラマの尺を取るために、お邪魔虫にこれでもかと悪さをさせるのが常なので、後半になればなるほど救いようのない、ゴミクズ女子と化していくのはわかるんだけど…わかるんだけど…可愛くて可愛くて。
っていうことで、薇安様のパーソナルデータ。
超大手企業の社長令嬢にして、人気モデル(たぶん)。男には困らないモテ女。性格は自己中心的で傲慢。世の中の男を見下しており、自分に跪くのが当然だと思っている。
そう、こんな世の中すべてを手にいれていると思っている薇安公主が……
『好きな人が出来た。君とは結婚できない』 と、あっさり振られてしまうのです……。
振られた瞬間、屈辱と、悔しさと嫉妬で目がウルウルになりながらも、強気の姿勢を崩さずに吠え続ける薇安公主@郭雪芙さんが猛烈に可愛くて、吐血寸前です。ってか吐血しました。薇安の天の邪鬼過ぎる愛情表現も溺愛です。
⇒思儀にプレゼントを購入した、丞寬を責める薇安。そしてその後の以下のセリフ。
高丞寬「俺からのプレゼントなんか、どうせ喜ばないだろ?」
薇安「私が喜ぶかどうかは別として、他の女にはプレゼントはあげないで!」
あなたが好きなの!他の子に優しくしたりしないで!←っていうのが本音。
⇒海外旅行から帰国した際、丞寬が迎えにこなかったことについての会話
薇安「事前に伝えたのに、何故迎えに来なかったの?」
丞寬「運転手がいるのに、何故俺を呼ぶんだ?」
薇安「彼氏だから!婚約するし!パパの命令に従うべきでしょ!十分な理由よね!」
あなたが好きだから、早く会いたかったの!だから事前に伝えたのに!←っていうのが本音。
事前に伝えてるとか…可愛すぎるだろ(吐血)
⇒二人の結婚についてのセリフ
丞寬「無理な婚約は君にとっても良くない」
薇安「親戚にだってもう伝えているし、メンツはどうなるのよ?」
丞寬「世間の目やメンツを気にして幸せを棒にふるのか?俺じゃ不満なはずだろ?」
薇安「……不満じゃないとしたら?」
あなたが好きだから結婚したいの!メンツなんかどうでもいい!不満どころか、あなたじゃないとダメなの!←っていうのが本音。
↑振られてズタボロになってる薇安さん。
傲慢でプライドが高くて、自己中心的で嫌な奴です。だけど、裏を返せば、彼女は「愛情を表現することを知らない」
「好き。だから一緒にいたい」というシンプルな言葉が引き出しに入っていない。だから、強引に奪うし、束縛する。自分が側にいたいクセに、私と結婚すれば社長になれるんだから!という論理を振りかざしてる。
恋愛は損得ではない。だけど、そういうもので縛る意外彼女には方法がわからない。だけど、彼女が一番知っているのです、恋愛が損得ではないことを。だって、結婚相手に丞寬を選んでるんだもん。家柄も良くて、もっと自分に釣り合う男がいることを知っていながら、父親の運転手の息子と結婚したいって言ってるんだもん。
あいつを一番好きなのはあたし。でも好きとか言えない。気づかないあいつが悪い。なおかつ他の女と仲良くするのは気に入らない。他の女には渡さない。でも側にいてなんて言えない。利害が一致してるから結婚する、そんな風にしか彼を縛れない。本当は大好きなのに。
「あの女に劣ってるとでも?」とか、吠えてる薇安が本当に可愛い。
丞寬「世間の目やメンツを気にして幸せを棒にふるのか?俺じゃ不満なはずだろ?」
薇安「……不満じゃないとしたら?」
…不満じゃないとしたら? というのはある種の告白なんだけどなー。薇安の精一杯の告白なのです。好きだとは言えない。
彼女の育ちは一種の枷だよね。何もかも思い通りになってしまうから、思い通りにならないものへの対処がわからない。
ということで、薇安様大好きです。ちゃんとバックボーンがあるし、言葉の端々にヒントがあるから、表として出ている行動だけじゃなくて、裏のパートも味わえる。いいです!
演じている郭雪芙について。
就是要你愛上我のヒロイン亮亮と別人過ぎて、拍手。↓亮亮@郭雪芙
薇安ちゃんも、こんな風に笑えたら、恋の戦いに勝てたかもねw
まぁ、演技が上手いから別人というよりも、役柄があまりにも違うので別人なのは当然ではあります。おまけに、ぱふたんは意地悪な女の子もとっても似合う子だから、余計に振り切れてるよね。薇安バージョンのぱふは、カラコンつけてるからなおさら怖そうに見える。
薇安ちゃんが、ただの悪い子なのが非常に残念ではありますが、それがこの作品での郭雪芙のお仕事なわけですし、それをガッツリ堪能させてもらおうと思います!
おまけ
Dream Girlsの姉妹。てぃあ・ぱふ共演シーンです。
爆笑しながら見ましたwwwwww ティア様の手を、けり上げるパフとかwwwww これ見れただけで満腹。
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