放羊的星星(マイラッキースター)・1話から14話

放羊的星星が13話以降台湾ドラマ特有の中だるみ期間に突入。我慢我慢。
ヒロイン阿星のパワーダウンによって、ヤロ姐さんの波がキテル。

ヤロを演じる洪小鈴の声が非常にツボなのです。モデル系美女は私的趣味の範囲ではないけれど洪小鈴の健康的な雰囲気は好き。
ヤロのキャラクターも「野心家で強がりで繊細」という好きなポイントを抑えているし。
きっと今後嫌な女になっちゃうんだろうなー。はぁせつね。可愛い姐さんなのに。

余談だけどコヒプリのユジュ役に私は洪小鈴を押したい(笑) イケルと思います。

さてさて全記事導入部から14話までの流れを簡単に。

愛する人に裏切られた阿星(ユ・ハナ)とテンチ(ジミー・リン)は阿星の故郷「明日郷」にやってくる。
歓迎されると思っていた二人だったが、阿星の元彼にお金をだまし取られていた村人は二人に怒り心頭の様子。
強引に労働契約書に判を押させられる。(だったかな?)

すったもんだあり、阿星の実家に到着する二人。しかしそこでは阿星の伯父がイカサマ賭博でヤクザに指を詰められそうになっていた。
伯父を救うためにお金を用意すると約束する阿星だったが、もちろん用意出来るわけもなく、レプリカの宝石で難を逃れようとする。
しかし偽物だと見抜かれ阿星がピンチに! そこに颯爽と登場するテンチ。

テンチはカーレースで勝ったら今回の一件から手を引くようにヤクザの親分と約束を取り付ける。(なんでやねん)
そして命をかけレースに勝利したテンチは一躍村のヒーローに。

自分のために命をかけてくれたテンチに感動し、彼に好意を寄せるようになる阿星。しかしテンチには忘れられない元カノ「ヤロ」がいた。
自分の気持ちを押し殺しテンチの肩を押す阿星。 阿星の助言を受け、テンチはもう一度ヤロとやり直すべく彼女と約束を取り付ける。

しかし、クイーンマリーを取り戻すことしか頭にないヤロに騙されるテンチ。
そしてヤロから逃れる際に母の形見のピアスを落としてしまう。

ピアスを必死に拾おうとした阿星は走行中の車から転落。意識不明に。
必死に病院まで連れて行こうとするテンチだったが体力的な問題で道路上でこける(救急車を呼べい!)
奇跡的に?意識が回復した阿星。 そしてこの一件でテンチも阿星を愛するようになる。

(意識回復したからって念のため病院で受診した方が良いと思われます)

両想いになった二人はケンカをしながらもラブラブ生活を満喫。
ところがそれを良く思わないヤロ(元彼女)は大企業の御曹司が詐欺師と交際しているとマスコミにリーク。
これを機に阿星はテンチが御曹司だったことを知る。

そして会社の危機に急遽記者会見をするテンチ。彼は病床の父の頼みを断れず「彼女とは無関係」だと記者会見で発言。
ショックを受け落胆する阿星だったが、雨の中必死に謝るテンチを受け入れることに。

お互いへの思いを確かめ合った二人だったが、テンチの父が詐欺師と付き合う事を許すはずもなく嫌がらせを受ける二人。
職を失ったテンチは阿星に黙って工事現場で働き始める。

しかしテンチが工事現場で働いている事をテンチの父より知らされた阿星は彼の未来を自分が壊してしまったのではないか?と苦悩し始める。

15話に続く・・・と言ったところでしょうか?

テンチ父の邪魔が入りだしてからは可愛そうモードに突入してしまった阿星。ハイテンション勘違いキャラはいずこへ?
いいのよ。こういう展開も。ただ嫌がらせ部分の話数が長いと正直しんどい。
テーブルマナーとか、御呼ばれした時の服装とかそういうので身分の差を描くのはテンプレなんだけど・・・見ていて不愉快(苦笑)
阿星が可愛そうモードに入っているから尚更。

そういう意味では「花より男子」のつくしは秀逸なキャラクターだったなぁと再確認。
つくしの場合確かにこの手の嫌がらせは受けたけど、その都度「つくしらしさ」で私をスカッとさせてくれたもん。

テンチの父も一代で自分の会社を築いた成り上がりにしては「家柄や学歴」を気にしているところがどうもね・・・。
そもそも大会社(物作り系)創始者ってのは人徳のある人であるのが普通であってどう考えてもテンチ父のような人間が一代であの会社を築けたのはおかしい。
邪魔する側にも父親として苦悩する描写があれば良いんだけど、ただの我がままジジイなのであります。まったく・・・。

よって、前半キャーキャー言ってたハイテンション勘違い少女阿星ちゃんは地下深くにもぐってしまいました。

そして萌えポイントがない「いじめられ期」に私のテンションを維持させてくれているのが元彼女のヤロ姐さんなのであります。
野心家でテンチからテンチ兄に乗り換えたヤロ姐さん。(ちなみにテンチ兄は凄く良い人)
デザイン室室長の肩書を持つ超エリートで家柄も良いためテンチ父から気に入られたヤロだけれど、実は彼女の人生もウソだらけのもの。
実際は犯罪者の娘として辛い生活を送ってきた雑草。 その反動で成功することに全力を注ぎ、情も捨ててきたヤロ姐さん。

だけど彼女は阿星が現れて気付いてしまったわけです。彼女がもっとも失いたくなかったものがテンチだったってことに。
時すでに遅し。勇気を持ってテンチに愛を告白するヤロだけど、テンチは父親の差し金だと疑って取り合わない。

ここで「バレたのね」とか悪態ついちゃうヤロがなんとも切ないのです。
プライドも、今まで築き上げた生活も全てを捨てる覚悟でテンチを取り戻そうとしたけれども、唯一の「真実」をも信じてもらえない孤独。
お邪魔虫キャラなんだけど「ヤローーーーー」って叫んでます。

ヤロがバーでテンチへの思いを酔いながら吐露するシーンが非常に良い。
泣きながら赤の他人であるバーテンに思いをぶつけるんだけど、そんな彼女の肩を押すバーテンが鈕承澤導演だったりするのが非常に豪華。

一方可愛そうモードになった阿星ちゃん。 まぁテンチが自分のために家を捨てるってのは確かに重いから仕方ないっちゃないんだよねー。
演じるユ・ハナちゃんは廃人系韓ドラで良くみられる表情満載で演じてくれてます。悲劇モードになってからやっぱり韓国の女優さんなのねーと再確認。
吹き替えになっているとは言え、実際彼女がしゃべっているのは中国語だそう。NG動画でもキュートな中国語でしゃべっているところを見ました。
ただやっぱり、彼女の表現に時々韓国独特のものが見られる。 怒った時に「シッ」とか大げさに息吐くところとか。←韓国ドラマ見ると100パー出会う。
あとはショックを受けた時の表情の凍りつき方加減とか。

国によって感情表現も異なるんだなぁ~と興味深く見てます。そしてやっぱり韓国ガールはカワユイのです♪

演じるハナちゃんは新人とは思えない演技力。だと思う。 セリフが吹き替えなのでなんとも~なところではありますが。
それでも、演劇学科卒業?在籍?なだけあって骨組みはしっかりしてるな~という感じ。コミカルにやりすぎるシーンも当たり前のようにこなしているから凄い。
やっぱり韓国は層が厚いな。

イタキスや流星よりおもろい!なんて書き込みにウソつけーとか思っていた放羊的星星だけど、そういう意見もこれなら出るなー。おもしろいもん。
ヒロインに力があるドラマは見ていて面白いわっ。 お飾り的にカワユイヒロインは同性の私の目から見ると物足りない。
あと数話したら可愛そうモードが終了しそうなのでまた、したたか阿星が見られる事を願います。

そして見てみて思ったことが2つ。

①ハナちゃんは慕橙を演じる力はあるだろうけど、ひいき目無しに安公主で良かったと思う。

②このドラマはとてもおもしろいけれど、たぶん日本ではそんなに受け入れられないと思う。

以上

理由は長くなるので今度。

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