Together [ 甜‧祕密 ]

Together [ 甜‧祕密 ] 2012年 台湾

★東京国際映画祭にて観賞。(ネタバレ注意)

2012年 台湾

◆キャスト

ホアン・シャオヤン(黃劭揚) ・リー・リエ(李烈)・ケニー・ビー(鍾鎮濤)

ソニア・スイ(隋棠)マー・ジーシアン(馬志翔)・ウー・チエンホー(巫建和)

 

作品解説(TIFF公式より引用)

17歳の高校生ヤンの目にうつる、父、母、姉、それぞれの恋のから騒ぎ。父は隣家のリリーと密会を重ね、母は隣の洋品店のシアンに近づき、姉は恋愛まっただ中。冷静にみていたヤンもいつしか巻き込まれ…。シュイ・チャオレン監督は、エドワード・ヤン(楊徳昌)、チャン・ツォーチ(張作驥)、瀬々敬久らの助監督を務めたのち、TVディレクターとして名を揚げ、本作で映画監督デビューを果たした。「すこし恋して、ちょっと愛して」のタイトルでアジアフォーカス・福岡国際映画祭出品。

◆かんそー等(ネタバレ含む注意)

語り過ぎて、語り足りない。そんな印象を受けた。

前半部で淡々と描かれる日常。その中に物語のヒントが隠されているはずと集中して見ていたから、エンドロールが流れた時はやや拍子抜けした。

両親それぞれの、恋。親友の恋。姉の恋。それらを見つめるヤン少年。 両親の不倫や姉の男性関係等・・・決してハッピーな中身では無いけれど、ヤン少年を通して物語を見つめると不思議と悲壮感はない。

監督がティーチインの時に、「ヤン少年は物事を楽しく見ることが出来る少年」だと言っていた。作品から伝わるメッセージは「見方を変えれば、辛いことでも楽しくなる!」と言ったところでしょうか?

とりあえず「あー台湾映画を見たー」という一言です。私はこの空気が嫌いじゃない。地面から5センチ浮いたファンタジー。それが私にとっての台湾映画。

ジュース屋さん、バイクで駆け抜ける夜の台北・・・・なんかそういうの見るだけで、心踊るのね。 しょうがない、台湾は私にとってファンタジーだから。

個人的にはヤン少年の親友の彼女がツボでした。なんかえらい可愛くなかったですか? ちょー可愛かったです。

そして北村さんね(笑) 不思議な日本人を演じてらっしゃいました。北村さんの存在感は素敵だなー。脱力感が凄い。そしてなんかあったかいよね。

もう少しメリハリがあったり、わかりやすいともっと面白いかなーと思うけれど(というか、この映画は面白い!とは断言できない映画ではありますが)この空気感をあえて狙っているのならば、それも有なのかなーと思います。まぁ、ちょっと人には勧め辛いですけど(苦笑)

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