リッチマン、プアウーマンinニューヨーク

「そんなにたいしたことないドラマだったわね」 これ、母がドラマを見終わって言った言葉。 偉そうなオカンや(笑)

でも、間違いではないと思う。 そもそもズドーンとか、ズキーンとさせるためのドラマではない。「あえて」軽く作られてるドラマなんだもん。

誰かの人生に影響を与えるためのドラマではなくて、「ねぇ!ねぇ!昨日リチプア見た?」と言わせるためのドラマ。そしてそれもドラマのとっても大事な役割なのです。
そんな役割に、まっすぐに向き合ってくれた、気持ちの良いドラマだったと私は思います。 そして、軽そうに見えて骨組みがしっかりしてるのもこのドラマのとっても素敵なところだったと思う。

ただただシークエンスを積み重ねているのではなくて、しっかりした連続性を持っている!力と力が引き合ってる!だから、このドラマは軽いけど深いんですよ。

・日向徹に「そのままで良い」と言い続けてきた朝比奈さんと、「日向徹は進化し続ける」と信じてる真琴。そしてそんな真琴に「お前のためなら俺は変われる」という日向・・・・

・半年かけて選んだ冷蔵庫とソファーしかない日向の家。「気に入らないものを置いて暮らす方が不健康だ」と言い切る日向。そういう日向が真琴を家に泊めるということ・・・

・「会うという行為以上に有効なコミュニケーション手段はない」と言いきるIT界の寵児・・・・

・朝比奈さんと猫・・・(超重要シークエンス)

・朝比奈さんと自遊空間・・・(超重要シークエンス)

等など。視聴者がキュンキュンするようなシークエンスを適当に書いてるわけではなくて、点と点をしっかり結んでるんですよね。

脚本家が登場人物を「駒」と見てるか「人」と見てるかで、ドラマの奥行きがまったく違ったものになってしまうと思う。そして、ラブストーリーの場合、それを見極めるのは「2番手」がどう描かれるかがポイント。

主役は思い入れが強いから「人」として見ているとしても、2番手はストーリーを動かす「駒」として扱われることが多々ある。
そりゃあ、話数を持たせるためには色んな波風が必要なわけですよ!でも、そのために人物を「駒」として扱うと確実にドラマとしての熱量は下がります。

だから、リチプアが軽いけれど薄っぺらいドラマではないのは2番手の朝比奈兄妹がしっかり脚本家さんに愛されてるからだと思うのです。愛がなければ朝比奈妹の「恋の予感」に尺使いませんよ。

ヒロイン真琴について

いわゆるこの手のヒロインというのは「頑張ってるなー」とか「大げさだなー」とか「無理してるなー」とか思わせたら終わりだと思ってます。スッって熱が奪われちゃうから。

ラブコメ要素のあるドラマって大好きだし、テンションブチ上げて視聴してるけれど、その反面、どのジャンルよりも冷静に分析しようとしてしまうかもしれない。それも無意識のうちに・・・・・不思議だ!

女優さんのキャリア的には軽視されがちな役柄だけれど、実は難易度高いんですよね、こういう役って。 日常のテンションでは演じきれないのに、非日常ではいけない。このバランスコントロールが実に難しい。

しかし、「矛盾を飼いならすのが女優という仕事だ!」と私は信じて疑いません。

ということで、石原さとみちゃんの真琴はどうだったか?どうでしたか?ということをば。

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私の職場での評価とか、ネットでの評価を自分の中でまとめると「大げさだなー」と大なり小なり感じた人は多かった印象です。

「リッチマン プアウーマン 石原さとみ」とグーグル検索しようとすると、勝手に予測付けたしで「ウザイ」って出てくるのもその一つの証拠だと思う。

しかたないっすよねー、そういう評価も。私自信も「あー心地よくないなー」と思う部分は何度かあったし。

ただ、何度も言いますが、非日常のテンションを持ちむべき役ですから、そもそも「ウザイ」と思われるギリギリのラインを要求されてるんですよね。だから、そのボーダーを超える瞬間が出てきてしまうのは仕方ない。

むしろ、その超え方に問題があって、さとみちゃんの超え方は私の嫌いな超え方ではなかったので、冷めるようなことはなかったです。

ちなみに私は体育会系的思考回路でボーダーを超えていくタイプの女優さん、またはインテリ的思考回路でボーダーを超えていくタイプの女優さんは好きではありません(泣)この二つに共通して言えるのはボーダーを超えることに快感を感じてる、もしくはそれが正しいと思っている点ね。押しつけがましいのは苦手です。大好きなアイビーちゃんもこういうテンションを要求されるとナチュラルにボーダーを超えられないタイプなのが、私辛いんです・・・(小声)

すいません、誰にも伝わらない持論を展開してしまったわ(泣)

長くなってしまったけれど、私は石原さとみちゃんの真琴は結構好きでした。

日向徹に対する愛情が嘘偽りのないものになっていたことに拍手を送りたいっす♥

たぶん日向徹のことが大好きで大好きで大好きで仕方がないんでしょうねー。さとみちゃんのインタビューとか、ブログの記事とか読んでも、そういう熱が凄く伝わってくる。(んで、変なゴシップ記事書かれたりしてたけどさw)

日向徹と居る時のウキウキルンルンな感じとか、あれはマジなものですよ。そしてそういうマジな感じを女優石原さとみとしてしっかり楽しめているのが、凄く素敵だと思った。 別にさとみちゃん万歳をしたいわけじゃないんですけどね。

でも、日向さんに別れを告げられた時のさとみちゃんの演技は素晴らしかったと思います。

ああいうシーンって大抵の人は目線を数か所に散らしたり、髪かきあげたり、唇噛んだりするんですけど、さとみちゃんの場合は完全に固まってましたよね。
セリフがないシーンにおいて、ある程度の尺をかけて撮られた場合「なんかしなきゃ!」って気持ちに普通はなっちゃうんですけど、そういうツマラナイ表現をしなかったのはグッと来たぜ! フリーズしてる真琴を見て、日向徹の事好きなんだなー!って思えました♥

 

それから・・・・さとみちゃんのビジュアルスペックの高さが・・・・・凄まじい! 10代から業界に入ると20代半ばって結構難しい時期だと思うんですよね・・ほら、すぐ劣化しただのなんだの言う人いるじゃないですか?でもさとみちゃんの進化は誰の目に見ても明らかなのがすげーーーー。 10年前の私ならすぐファンになってたわ(笑)

ということで結論! 「石原さとみちゃんは可愛いから、なんでも許す!」 ←台無し。

日向徹については、大多数の皆様が語って下さるだろうから、いいやw

ちなみに私は朝比奈さんが自遊空間で冷たいドリンクと温かいドリンクの両方を持って歩いているシーンを見て「こんな細かいところまで描いているのか!」と、感銘を受けたのですが・・・・その後のシーンで冷たいドリンクは真琴の前に置かれてましたわ・・・orz

冷たいドリンクと温かいドリンクの両持ちなんて、まさにマン喫マスターの振る舞いじゃないか!!!!!!!と興奮したんですけどね(笑) あそこは是非、朝比奈さんのテーブルに2杯とも置いてほしかったわ←どーでもいい。

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雑誌も脇に抱えてて完璧なのになー。2杯とも朝比奈さんのだったら完璧なのになー。

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