私的キスシーンランキング&キスシーンアワード総評@我可能不會愛你パート3

小言:本日2記事目。キスシーンとぴんくさん達のハイパールーティーンに数カ月おさぼりブロガーをやっていた私の指が持ちませんw

そういえば大事な前置きを入れ忘れてました。

評価基準は独断と偏見と愛と妄想余白

我可能不會愛你のキスシーンを好きな順に並べてみようという企画記事です。

前回までのあらすじ・・・・

キスシーンアワード@我可能不會愛你 ランキング発表編パート①~17位から11位までの発表

キスシーンアワード@我可能不會愛你 ランキング発表編パート②~10位から1位までの発表

私的キスシーンランキング&キスシーンアワード総評@我可能不會愛你パート1

私的キスシーンランキング&キスシーンアワード総評@我可能不會愛你パート2

本日は11位からの発表です。

ところで、昨夜はスミノフを接種しながら記事を書いてたので「14位」「15位」「14位」とかわけのわからない順位をつけてましたわw 訂正しました。ごめんなさい。

それでは・・・

11位 (女の第六感)

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アワードでは1票も入らなかったマギ子のシーンを私は11位にさせて頂きました♥

■理由

マギーと大仁のキスシーン(3シーン)はどれも無駄がなくて、非常に良いキスシーンがそろってる。

キスシーンの意味がはっきりしているのもポイント高いです。→「先に進みたいという意思表示のキス」「つなぎとめたい/確認のキス」「所有欲/焦りのキス」 。

11位のキスシーンは「つなぎとめたい/確認のキス」かな。

家に上がっていく?玉子チャーハンはいつ作ってくれるの?とアプローチをしても、なんだかんだ理由をつけてつれない大仁哥。 あざといマギーちゃんとしては「なんで、私のアプローチに乗ってこないんだろ?」と計算が狂ってくるわけです。

んで、計算が狂って、仕方なく自分からキスしちゃう。 ただ、バイバイするんじゃなくて、なんとかしときたいという、意思表示。

言い方が悪いけど、マーキングみたいなもんですよね。意味合いとしては。 でも、彼女としては精一杯の意思表示。そして、そんなマギ子をまったく受け止められてない大仁哥の表情も、逆に又青への意思表示なのです。

それから、このキスのポイントは手を(わかりやすく)使ってないということ。 なんとかしたいという気持ちはあっても、まだ所有欲までの積み重ねはない。そんなバランスがエピソードと非常に調和していると思います。

アンドレアちゃんの、若干大根な感じも、上手くフィットしてる。

彼女って、時たま挙動に違和感を感じるところありません? アンドレアちゃん本人の間の取り方が、普通とちょっとズレてるのかしら?・・・でも、その、アンドロイド感が、個人的に凄くツボでした。

桃井かおりさんとかも、独自の間を持っている人だから、こういうのって必ずしも、ウィークポイントにはならないんですよね。(アンドレアちゃんが女優業に対してどれぐらい真剣なのかは知らないので、大きいこと言えませんが 苦笑)

あの舌足らずなしゃべり方も、個人的には、あまり嫌悪感なく・・・というよりもむしろ、可愛いわーぐらいの目線で見ておりましたわっ。

日本の昼ドラだと、このポジは「私、大仁哥と別れるぐらいなら死んでやる!」とか舐めたこと言い出すんですけど(命ってそんな軽いもんじゃないよ・・・・)マギ子は、前に前に進んでいく強い子なのもポイント高いです。

後半のEPで「大仁哥に見る目がなかったから、マギーとつきあえました。ありがとうございます」とか現彼に言わせるあざとさとか、気持ちよかったです。にも関わらず、ちゃんと又青の背中押してあげたりするところも良い。わかりやすく良い子じゃなかったけど、私はマギちゃん好きだよ。あいらぶまぎ。

10位 (私のものだよね・・・?)

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アワードでは1票も入らなかったマギ子のシーンを私は10位にさせて頂きました♥

■理由

マギーと大仁のキスシーンはどのシーンも非常にシンプルかつ複雑な構造だと思う。

なぜなら、このキスシーンの主人公は又青だから。

ここで描かれているものは、マギーと大仁じゃなくて、大仁と又青なんですよね。

どれだけ可愛い女の子でも、どれだけ積極的にこられたとしても、「大仁の心は反応しない」否・・・・「反応してくれない」「又青意外には反応し得ない」 という描写だと思うのです。

キスそのものが重要なんじゃなくて、キスされても、心ここにあらずな大仁が重要なんです。

だから、ここでのマギーの意思表示なんて、ドラマ上重要ではないわけです。 又青と大仁の関係を疑いつつも、大仁を早く自分のものにしたいという所有欲/焦りなどは、描きたい本質とはズレている。

が、しかしそういうことも理解した上で、マギーの「大仁哥を私のものにしたい!」というあざとさだったり、純粋すぎる欲求・・・

大仁哥の気持ちが自分には向いていないとわかりつつ攻めて行く姿勢・・・

そういう、表面的な心の流れは好きです。

お互いの気持ちが向き合った純粋なキスシーンも大好きだけど、一方通行で、そこに色々渦巻いているキス良い。

11位のキスでは使っていなかった手が、10位のキスでは首に添えられているのも重要なポイント。 マギーの気持ちが、進んでいることの表現だと思うから。

大仁の引いている感じも非常に良い。好きな子じゃないと、キスしたくない!という中学生的なフレッシュ感がまたね・・・。大仁哥が人気を得た理由というのは、こういう融通のきかなさも一つの要因なんだと思います。

「下半身と気持ちは別」という、多くの男性(立威兄さん含む)と、大仁哥の一途さ、融通のきかなさは、あまりにもコントラストが効きすぎてる。 逆にマギー目線でみると残酷すぎますが・・・。

◇11位のキスよりも、マギーの一生懸命さと、大仁の融通のきかなさが出ているので10位にいたしました★

9位(待ってない!)

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アワードでは1票も入らなかったマギ子のシーンを私は9位にさせて頂きました♥

■理由

「二人っきりになっているのに、なんでこの男は襲ってこないんだろ?もしかしてゲイ?」 というマギーの心の声が聞こえてきます。

結局待てど暮せど襲ってこないから、自分からキスしちゃうマギー。 本当は彼から二人の関係を進めてほしいのに、大仁哥からのアプローチはなし。 だから、行動するマギー。

そういう、彼女の心情がたっぷりつまったシーンだと思います。

フォルムとしては、大仁がベッドの上にいるから、身動きが取れない(それ以上後退出来ない)圧迫感がある。これは壁際のキスと同様の効果を生みます。

ジリジリ迫って来るマギーが凄く好きです。

あざとさ系キスの中では最上位クラスだと思い、9位にさせて頂きました。

8位(左後方の方がガン見してますよ)

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アワードでは7位だったこちらのシーンを私は9位にさせて頂きました♥

■理由

日常。

そして、大仁の言葉を遮るキス。

照れ隠しなのかもしれないし、大仁が愛しくて、キスしちゃったのかもしれない。 いずれにせよ、左側後方のお客様が見てますよということだけは切実に訴えたいです。

11位から9位までのキスシーンが、「マギーにキスされちゃった系」シーンだっただけに、「又青にキスされちゃった系」のこちらのシーンとは、あまりにも違いがハッキリ出てしまっています。 残酷です。

一切唇に力を入れていない上記マギー関連のキスシーンと比べると、又青にキスされて、同じ圧力で返そうとする大仁が見てとれます。これは力学です。

キスシーンって力学ですよ、本当に。 力が同じ方向で働いていたり、どちらか一方が力を逃がしていたり、どちらも逃がしていたり・・・・。

こういうこと考えていると作用反作用とか、万有引力をキスシーンに例えて定着させてれば良かったなと思います(笑)

冗談はさておいて・・・

このキスシーンはシナリオ上特別重要な何かがあるシーンではない。あくまでも、新婚カップルが、イチャイチャしている日常を切り取ったものです。ただ、そこにある「余白」が素敵なんですよね。

今日の日を待ちわびていたであろう大仁。そんな大仁を愛しく思って過ごしてきた又青。(※「まったくもー」と思いながらも実は一番楽しみにしちゃってる又青でもいいんですが。この余白解釈はそれぞれの趣味趣向です。)

余白を追加妄想する楽しみがこのシーンにはあります。

キャリーケースには何をつめるか? どんな旅行にするか? どこに行くか? そういうものがいっぱいつまった、「チュッ」なんですよ。 (深いキスじゃないのもまた良いです。 深いキスは全てを埋めてしまうから。)

妄想余白のたくさんあるこちらのシーンを私は9位にさせて頂きました。

7位 (マイ・ターン)

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アワードでは9位だったこちらのシーンを私は7位にさせて頂きました♥

■理由

ケンカをし、家出をした又青を迎えにくるこちらのシーン。

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ふてくされている又青に対して、大仁のこの余裕。15年の猛獣使いキャリアがここで出ています。

15年間又青にペースを乱されてきた大仁。だからこその余裕なんですよね。彼女の全てを知り尽くしてる。だから、怒っている又青の扱いにはなれているのです。だけど彼には15年間ずっと足りていなかったものがある。

それが強引さです。

ところが、この仲直りシーンで、大仁はえらく・・・

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強引なのです。

ただひたすら、見守ることで愛情を発散させてきた大仁が又青を引きよせて、強引にキスをしている。

そして、強引さの末に、

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この余裕。

「余裕」→「強引さ」→「余裕」の流れなのです。この1、2分の描写だけで、親友としての大仁と夫としての大仁を見事に行き来しております。

そして、今では、完全に大仁の前だと恋する乙女になっている又青姉さん。

キスをされて、大仁の肩を叩くんですけど、「でも、いやじゃない」といのが伝わって来る。怒ってはいるけど、本心はさっさと迎えにきてほしいのです。 こういうワガママはスパイス。

又青のターンだったのが、完全に大仁のターンになっているこちらのシーンをワタクシは7位にさせて頂きました。

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