評価基準は独断と偏見と愛と妄想余白 我可能不會愛你のキスシーンを好きな順に並べてみようという企画記事です。
前回までのあらすじは割愛w(しばらくしたら、記事を統合しようと思っています)
◇キスシーンアワード「総評」なんてタイトルを付けて、「詐欺エントリー」乱発しておりましたが、総評という名の雑感も含め(結局詐欺 汗)本日の記事を持ってキス祭終了とさせて頂きます。
それでは第2位の発表から。
2位(私が李大仁と別れても、側にいて)
キスシーンアワードでは第1位に輝いた★こちらのキスシーンをアオタは2位にさせて頂きました。
■理由
「好きだ」「愛している」「付き合ってくれ」なんていう言葉は一つも出てこない。
ただ一言「約束してほしいの、私が李大仁と別れても、そばにいるって・・・・」と。
ライターが書いていて一番楽しいセリフ(だと思う)。前に前にストーリーを進めるためではなく、ただ純粋に言葉を楽しめる時。承、承、承と一番つらい時期を漕ぎ進めて、ようやく転・結できる。
だからこのシーンは最大級に「言葉」を楽しむ時だと思う。
ハートの1番真ん中。それをあえて外すような熟成された会話。どんな球でも受け止められるからこそ暴投がゆるされる関係。
「ただし、38万7650元を払えたらね」
今日がお互いの一線を越える日。そう、感じ取っているにも関わらず、あえてふざけてみる。
「38万7650元もするのか・・・君もセットで?」
照れ隠しの言葉遊び。
「左右どっちからする?」「変な質問しないで!」
その後の初々しいキス。そして・・・・
恋人になる瞬間。熟成と初々しさのハーモニーが存分に味わえるキスシーンです。
でもこれだけではない!このシーンの最大の萌えポインツは!ファーストキスの後の・・・・・・
不意打ちなのだ!(思わずGIFってしまったZE )
つまりこのシーンは「言葉を最大級に楽しめて、熟成と初々しさを行き来出来て、さらに不意打ちまで食らっちゃうという・・・」最強コンボなのです!
第3位のキスが「特別であることの定着」であるならば、こちらのキスは「特別になる瞬間」だと思う。 そう、大仁哥が言うところの「モーメント」なのです。
冒頭「独断と偏見と愛と妄想余白」が判断基準と記載させて頂いているけど、こちらには妄想余白などありません。徹底的に埋めているキス。
本来アオタの趣味趣向としては「瞬間」よりも「定着」を好みます。しかし、大仁&又青の場合は溜めて来たエネルギーがエネルギーなだけに(だって15年分だもの)爆発する瞬間が凄まじかった。
ということで、「我可能不會愛你」を撤回するモーメントを・・・私は第2位にさせて頂きました。(・・・邦題・・・・・)
1位(私達の生きる世界)
キスシーンアワードでは第3位にランクインしたこちらのシーンをアオタは第1位にさせて頂きました。
■理由
大して中身の無い会話。又青の甘ったれた声。そんな彼女にメロメロの大仁。空港での引き絵。カメラ前を横切る通行人。雑音。
萌えでは既にない。むしろ舌打ちに近いかもしれない。「ったく、こんなところでイチャイチャすんじゃねーよ、気まずいじゃないか」・・・・
そう思えるほど、そこにあるものは私達の生きる世界だった。
キスシーンを引き絵で取る意味。それは、まさしくリアルな世界との同期だと思う。
もしこれがアップで撮られていたならば・・・そこにあるのはファンタジーなのだ。・・・・・だって、私達はどこかの誰かのキスを見かける時、いつもこんな風に眺めているはずだから。
終電で帰宅。疲れてる時に限ってパスモが反応しなかったりする。んで色々角度を変えてようやく通れたと思ったら、改札前でキスしているカップルがいる。甘ったれた声出してんだよ、コレが。
それを横目にしながら「家帰ったらホットアイマスクしなきゃ目が死ぬわ」とか考える。 既に止まったエスカレーターを自力で上がりながら「あー、メディキュットもしなきゃ」と思う。
・・・・・・・・・・
そんな日常に大仁と又青がいる。そう思うと、なんだかジーンとするのです。
ドラマって当たり前だけどフィクションです。嘘だし、仮想。フレームの外にはカメラマンやスタッフがいる。 そんなことはわかりきってるけど、時々こう思うんです「あーあの人達元気にしてるかなー」って。
それは依晨が演じた琴子だってそうだし、安公主が演じた慕橙だってそうだし、今まで通り過ぎて来た記憶に残る「あの人達」。
大仁の首の角度と、体重のかけ方はフォルムとしては乱れていると思う。だけどその乱れが、とってもキュートでセクシーなのだ。
そして、又青を見送った後・・・
大仁は又青との結婚を静に決心するのです。
あー、こうやってどこかの誰かが結婚を決めるのか、そう思える。
キスシーンって本当に面白い。「瞬間」だったり「定着」だったり「意思表示」だったり「同期」だったりする。
萌え萌えするキスシーンはもちろん大好きだけれど、このドラマの纏う空気感も考慮して・・・・今回は「私達の生きる世界」を第1位にさせて頂きました。
◇総評(という名の雑感)
今回初めて投票という形を取らせて頂きました。 本当に勉強になったし、皆様のご意見や投票動向は本当に興味深いものでした。
自分なりにではありますが、今回のキスシーンアワードと私的キスシーンランキングを総括させて頂こうと思います。
・まずアワードのトップ3
・そしてこちらが私的のトップ3
そしてアワードに頂いたメッセージ
3位に頂いたメッセージ
■「藍色夏恋」のキスシーンが大好きなのでボーリンのこの角度のキスシーンが本当に好き! (1位に投票された方より)
■日常のキスって感じが良いですw(2位に投票された方より)
2位に頂いたメッセージ
■プロポーズの受けた時の林依晨の泣き方がかわいすぎて好き!二人がお互いを想いやってることが感じられるキスに見えます!(2位に投票して下さった方)
■サプライズで帰って来るダーレンに抱きつくところも好きです。(2位に投票して下さった方)
■ アリエルがかわいい!(3位に投票して下さった方)
1位に頂いたメッセージ
■大仁の切ない想いが叶った瞬間だから!この時の二人の電話のやり取りがかわいくて大好きです。(1位に投票された方)
■ボーリンのこの角度が好き! (2位に投票された方)
■会話から素敵で、向きを確認するとこも愛おしいし、一番愛を感じるのでダントツの一位です。このシーンだけクリップで残してちょくちょく見ておりますw (1位に投票された方)
■このキスシーンしか1位は考えられません!ダーレンの15年分の思いが詰まったキスだと思います。照れてる二人も可愛い。(1位に投票された方)
■キスするまでのぎこちなさが最高でしたw 左右どっちにするとか(*`艸´)ウシシシ 台湾ドラマを初めて見たのですが、イタズラな恋愛白書でチェンボーリン君のファンになりました。(1位に投票された方)
■このキスシーン大好きです!(2位に投票された方)
■切なすぎる大仁の気持ちがようやく届いたキスだからです。丁立威が嫌いだったので(笑)結ばれて良かったです。(1位に投票された方)
■もう、感動で胸がいっぱいでした。二人のニヤつきも、かわいらしかったです。キスシーンランキングを選ぶにあたって、何度もこのキスシーンを見たんですが、途中大仁が又青の肩の上に頭を乗せるところが凄く好きです。ランキング発表楽しみにしてます!
■ダーレンやったー!と心の中で思いました。幸せを噛みしめてるダーレンの表情が可愛くて好きです。
■萌えましたw イタキスからアリエルちゃんのこと大好きです!
沢山のメッセージ本当にどうもありがとうございました。心から感謝しております。 管理人の不手際と、筆力不足が本当に嘆かわしく、心苦しく思っております。精進してまいりたいと思います。
◇投票結果に思ったこと。
先日も少し述べましたが25人中23人の方がNO8のシーンに10ポイント(すなわち1位)投票したという結果が出ております。しかも残りの2名の方もNO8を2位に投票して下さってます。
改めて言うまでもないことですが、NO8(左右どっちにする?)の圧倒的強さでした。
この結果から、キスシーンの一番重要な要素は「人生で最も大切な瞬間」を切り取ることにある。そう再認識した次第です。
映像芸術は「省略」の芸術です。シナリオライターは如何に時間を盗むかを常に気にしています。そして盗んだ時間を「瞬間」にぶつけるのです。
大仁と又青は15年来の親友という設定ですが、当然15年間の時間を全て視聴者が見ているわけではありません。大半の時間は盗まれているのです。
しかし盗まれているにも関わらず15年分の重みを感じる。それは、積み重ねて来たストーリーと、その先にあるNO8のような最大級のモーメントによるものだと思うのです。
マギーや丁立威に1票も入らなかったのは、上記の裏付けになるような気がします。マギーちゃんも可愛いし、丁立威もキスが上手だけれど(笑)大切なモーメントではない。だから心が動かないのかもしれません。
アオタの場合は瞬間の重要性を見逃しがちなので、今回のアワードで「瞬間」の大切さを痛感いたしました。
日常との同期や、定着もとっても面白いけれど、「愛を最大級感じる瞬間」がキスシーンなのだと・・・そうあるべきなのだと思いました。それ故、日本の温いキスシーンには、ちょいちょい文句をつけたくはなるのですが・・・。
それは置いといて・・・
シークエンスとはこれ以上バリエーションがあるものはないなーと改めて思いました。
本当にキスシーンて面白い!そう思わせて下さった皆様に改めて感謝です。
本当にありがとうございました。
これにて完。
おつかれさまです^^って言っても、まだまだ忙しい時期が続きそうですね。
アワード、最初から最後まで楽しませていただきました。ありがとうございます。アオタさんのランキングも総評も、共感する部分があったり納得する部分があったり…わたしもドラマではファンタジーよりは日常が描かれている方が好みなんですけど、日常にドラマのシーンを見るのは嫌(苦笑)スクリーン通すか通さないかでこんなにもキスシーンへの態度が変わるんですよねゞ
前の記事で「台湾ドラマは定着してからも描いてくれる」っておっしゃってましたが、わたしも「定着」パートが好きです。とか言いつつ、「瞬間」に今回は票を入れましたがw もはやキスよりもセリフで決めた感じですね。←ストーリーがそんなに面白くなくてもセリフ聴きたいがためにドラマを見る意味不明な奴です
ドラマはフィクションでありながら、確かに現実でいきてますよね。ふとした瞬間にあのカップルはきっと今も幸せなんだろうなー(←俗に言う妄想ってやつw)とかあーどうしてあの人は死んでしまったんだろう悲しすぎる、なんて考えてしまいます。時々夢の中にまでw
個人的に、今回の大仁と又青のキスシーンに票が集中したのは、大半の人がキスシーンが好きというより大仁と又青が好き!だったからかと。わたし、素人のくせして演技があーだ脚本がどーだとか言ったりしますが、やっぱり芸術と一般ウケは違うよなーなんて感じるこの頃です^^
人様のブログで長々と失礼しました^^楽しかったです。ありがとうございます♩
>ilovegw さんへ
ilovegw さんこそお付き合い頂きありがとうございます!こんな長文乱発・・・疲れ目になっていないか心配です(汗)
>日常にドラマのシーンを見るのは嫌(苦笑)スクリーン通すか通さないかでこんなにもキスシーンへの態度が変わるんですよねゞ
本当にそうですよねー。「キスシーン好き」とか名乗ると、「キスしている人を見るのが好き」という勝手な脳内変換をされてしまって、困ることがあります(爆笑) そこらへんでブチュブチュしているカップルにはあんまり興味がないんですが・・・・w
◇台湾ドラマの定着パート。
作品によりけりなので一概には言えませんが、台湾ドラマは全体的に贅肉の多いシナリオだと感じています。「無駄」なシーンは正直ダレることもあるのですが(汗)それが良い方向に向かうと「定着」だったり「同期」を見せてくれるので、ニヤニヤしてしまいます。
それから私も「セリフ」は凄い重要視してますよー。セリフって聞けば聞く程&知れば知るほど、身になる気がするんです。自分の言葉の幅が広がるというかなんというか・・・・そうやって自分の人生の血肉になっていくのもドラマを見る一つの理由かもしれません。
日本の12話程度ならば現実に戻れるのですが、20話近くやられると、妄想が激しくなりすぎてフィクションから抜け出せないことが多々ありますw 得にフェイドアウト的な終わり方をされると、登場人物たちのその後が気になって気になって・・・・w
>個人的に、今回の大仁と又青のキスシーンに票が集中したのは、大半の人がキスシーンが好きというより大仁と又青が好き!だったからかと。
なるほど!そうですよね!
マギー威さんがどんなに素晴らしいキスをしようが、視聴者からの愛を受けていないと、届かないんですよね。
そういう意味ではドラマの真ん中にいる登場人物の責任って重いなーとしみじみ感じます。
追伸
お付き合い頂きましてありがとうございました♥