時をかける少女(2010・日本映画)

時をかける少女

仲里依紗ちゃんの「時かけが良いよ!」と弟が勧めてくるので見てみた。「ん?」そこまでの映画か?

確認したところ、弟が勧めたのは彼女が声を担当している「アニメ版の時かけ」だったようです。実写版は見てないそう。なーんだ。

という勘違いなどもあり、2010年実写版時をかける少女を見た。

かんそーをば

物語は原作で主人公だった芳山和子の娘「あかり」の話。事故にあった母親の代わりに、過去に戻って深町一夫君に会いに行くというのが大筋。ただし、深町君は本編ではどうでも良くて、過去で出会う人々の交流がメインでした。

で、本編で登場する母親=和子のバックボーンはほぼ原作通りということでいいのかな?

でもさっ、そうなると和子があんなに必死に「過去に戻らなきゃ!」と言い出す意味がわからない。つまり主人公である「あかり」が過去に戻る動機付けに説得力がない。身体良くなってからでいいじゃん!とツッコミを入れたのだけど、あの日にタイムリープしなきゃいけない、何かってあったっけ?(見落とし?)

とりあえず、過去の人間と、未来の人間の悲恋は「あー時かけだ」と言う感じ。ただ、序盤で重要な伏線が張られるんだけど、その時点で結末が見えてしまったのはやや残念。

「歴史をかえちゃいけない!…でも…」という落し方が多いもんね、この手の映画って。

個人的にはりいさちゃんが可愛かったので、満足でしたけど。

アトガキ
ちなみに筒井さんの作品の中では、当然のことながら「七瀬三部作」が好きです。と言っても、家族八景と七瀬ふたたびが好きなんだけどね。エディプスの恋人は好きとか嫌いとかじゃなくて、続編として強烈すぎる(笑)

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