DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?

AKBという文法を読み取る力。 そんなものは1週間youtubeに張り付いていれば、簡単に手に入れられるものだと思う。

結構簡単に彼女達を好きになれちゃいます。 だけど、「国民的アイドル」というのは嫌われるのもまた一つの役割。だから、なかなかボーダーを超えるのは難しいかもしれない。

しかも彼女達には嫌われる要素が沢山ある。

でも、ひとつだけ言いたいのは、「悪役の頂点」に立つような人間は、案外「良い人」だったりするもんです。ほら、北斗晶とかね。

というわけで、「DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?」の舞台挨拶を昨日見てきましたよ!

アイドルと恋愛、そして卒業というテーマに直球ストレートに挑んだ作品でございました。 皮肉なもんだけどね。

前田敦子の卒業と、その前後に起こったスキャンダルの裏側が映像に収められています。

さすがに、みぃちゃん(峯岸みなみ)が「恋愛禁止」について語る場面は場内に失笑がもれていましたが・・なんか私は号泣してましたね。

そもそも、私の中で「増田有華」がAKBを辞退する前後の流れが未だに納得いってなかったんです。 あまりにもさっぱりし過ぎてて、なんで誰も彼女を守ろうとしてくれないんだろう?とすら思った。

2期生の固い絆はどうしたんだよ?と思ったよね。

でも有華がステージ上でファンに謝罪しているその裏側で、優子が号泣していたことを知って、有華推しとして凄く凄く救われました。

「何もしてあげられなかった」と泣く優子を、凛々しい顔で抱きしめる有華はとっても美しかった。 あー、本当はなんとか守りたかったんだなと思った。

きちんとした形で有華を卒業させてあげたかったんだなって感じられた。

メンバーも運営も誰もが「恋愛禁止」という掟にペナルティーなんか課したくないわけです。 でも、掟がある以上「落し前」をつけなければいけない。

凄く異常でいびつだけれど、そういうビジネスの世界に彼女達は身を置いている

「なんで坊主にする必要があるの?」 というのは至極まともな疑問なのだけれど、彼女達が紡いできたストーリーはそう単純ではないわけです。

紡いできたストーリーが複雑すぎて、結局もう誰もコントロール出来ない大きさになっちゃってるんだろうと思います。

そして何より不幸なのは、そのストーリーは読まれることなく、レビューを書かれちゃうこと。

そういう儚さも含めて、なんだかんだ彼女達を応援したいなと思います。

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