雪山飛狐 10話~27話

雪山飛狐27話まで見切りました。位置づけとしては外伝が終わったということかな・・・。

取りあえず感想でも書いておきます。

ネタバレ注意。

う~ん。まず今まで見た武侠ドラマの中でも一番原作から離れて独自路線に突入な感じを受けます。

天下掌門人大会を阻止することや、胡斐、程霊素、袁紫衣の三角関係等、原作の大筋には沿っているのだけど、どうもそのニュアンスが微妙に少しずつ違う。

そしてその少しずつ違うニュアンスも27話まで来ると積もりに積もってだるま式に膨れ上がっているのかなと。故に私の頭の中では原作とはもうかけ離れた、オリジナルストーリーとして消化されている状態です。

まず個人的に一番ニュアンスが違うと考える人物が、アテナ姐さん演じる袁紫衣。

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正直なところ、アテナ姐さんは袁紫衣には合わないなぁ・・というのが個人的な感想。

確かにドラマ版袁紫衣も非常に素敵に描かれているし、アテナ姐さんも奇麗なんだけど、どうも違う。

袁紫衣は原作ではたぶん10代だったんじゃないかな?ちょっと曖昧ですが・・・。

アテナ姐さんが酸いも甘いも噛み分けた女侠を演じるのであれば納得するんだけど初恋に身を焦がす乙女となるとかな~り違和感。

また原作ではそもそも、尼であったし、それ故出会った時から胡斐とは結ばれることが無いと決まっていたキャラだったけど、ドラマ版では設定が変わって告白までしてる。

そもそも母親も生きてるし、登場時点では父親が誰なのかも知らない。

決してドラマ版の袁紫衣が悪いってわけじゃないんだけど、胡斐が霊素の愛に答えることなく一途に思うほどの説得力はなかったなぁ。個人的には大して萌えなかったし・・・。

原作に忠実にやってほしいってわけではなくて、設定やニュアンスを変えても、魅力的なキャラに仕立て上げてくれれば私は別に良いんだけど「おしい」キャラでした。(今のところ)

そしてお次は原作でも一番お気に入りの人物程霊素。ジリアンが演じております。

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まず・・・ジリアン可愛いっす!本当にかわいい!

そして個人的には原作と一番近いと感じるのが程霊素でした。(でしたって過去形にするのが切ない)

程霊素はジリアンみたいな美少女設定ではなかった気もするけど、それでも全然かまわないし私は泣かされたよ!そして程霊素に一番感情移入したから胡斐が彼女の愛に答えてくれないのにイライラしてしまった・・・。胡斐には事情があるけどね・・・。

原作とやや違うなと思った点は彼女の胡斐に対する愛情表現かな・・・。ドラマ版ではちょっと主張が強くなっていた気がする。でもそれが個人的には良くて、ジリアン@霊素が嫉妬してムッとした表情したり自分の思いに答えてもらえなくて切ない表情する度にますます霊素に感情移入してしまいました。

彼女の胡斐に対する無償の愛には泣かされたな・・・。

きっと霊素は胡斐と静かに田舎で暮らしたいだけだったんだよね・・・。思いに答えてあげてほしかったよ・・・。

ただ非常に不満なのが霊素の最後・・。正直ドラマ版も胸に来て泣きました・・・。自分の命より胡斐の愛する女性の命を優先する彼女の選択には泣かされた・・・。泣いたよ・・・。もぉ・・・辛い。

でも、個人的には霊素が救う命は胡斐であってほしかったな・・・。

胡斐が大侠に成長していく中で自分の身を犠牲にして霊素が救ってくれたというエピソードは必須な気がしてたので、それも変えられてしまってたのはなぁ・・・。ドラマ版も良かったんだけどね・・・。

個人的には原作で霊素が真横で死んでいくのに自分は身動きすることも出来ない胡斐の心情に心ふるえたので・・・う~ん。難しいところです。

ちなみに毒を取り除くために己の操を捧げるっていう脚本ってどうなのよ・・・。

あのシーンのジリアンは凄いセクシーだったし、あのシーンもすごい奇麗だったけどね・・・。

そして主役の胡斐。・・・彼はどうでもいいや(笑)

個人的にはなんの魅力も感じないので。

今まで見てきた武侠ドラマの中でもダントツに萌えられない主役ですわ・・・。

さぁ・・・・そして外伝が終わるととうとう出てきました。安公主@若蘭。

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どーん!・・やっぱかわいいラブラブ

けれども・・・若蘭にはまったく期待できんわ(笑)

若蘭こんなガキじゃないでしょーが! 完全に南蘭の血を濃く継いじゃってますな・・・ドラマ版若蘭。

だいたい中盤で子供時代の若蘭が胡斐と一緒に旅する設定も気にいらないっていうのに子供時代の若蘭がウザ過ぎ(笑)超KY。

このガキんちょが成長した若蘭を安公主が演じるのね・・・不安・・とか思ってたけど。不安的中!

まんま成長してる感じじゃん。と言ってもまだ出てきたばっかりだけどさっ。子供時代にスレ違うのならまだしも旅なんかしちゃったら完全顔なじみじゃん(笑)

大人になって敵の子である若蘭と胡斐が出会った時のインパクトはこれでは0やねw

余談だけど、日本版吹き替えで今まで見てたけど、若蘭の声優が安公主バージョンになってもガキんちょ時代の声やってた人のままだからイラついて字幕でじゃなきゃ見れない。

あぁぁぁぁぁぁ。若蘭ってもっと凛としてて奥ゆかしい女の子じゃなかったっけ?

父親が毎日後悔の念にかられて生きているのを後ろから見て育った子じゃなかったっけか?

完全にわがままに育ってるんだけど・・・・。

ぶっちゃけこの程度のキャラである若蘭では霊素や紫衣を差し置いて最終ヒロインなる器では無いぞ!

まぁ若蘭にはまったく期待できないけど、安公主可愛いから我慢しよ!(こらっパーw)

というか安公主になんの思い入れも無い人が見たらただのウザキャラで終わっちゃうんじゃないかと心配なんですが(笑) まぁ最後まで見ないとわからないので今のところの感想でございます。

その他について箇条書き。

★紅花会改め鉄火会wの面々が活躍する姿は正直カッコイイから興奮して見てます。

しかし駱冰姐さんが奇麗・・・お美しいわ。あの夫婦見てるとなんか安心する。

泰来がめっちゃイケメンだから霊素の姐弟子が惚れるのも無理はないな。

★南蘭の死に際は切なかったよ。自業自得なんだけど気づいた時にはもう戻れないんだよね・・・。

★天下掌門人大会がなんかショボかったwもっと凄いのを期待してたからチト残念。

苗人鳳が出てきたときはキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!と興奮したけどね・・・。結構あっさり

終わってしまったわん。

★阿四おじさんってあんなだったっけ?なんかわからず屋でいや。

さて・・・最後に27話まで見た全体の感想。

今のところ霊素のストーリー以外は大して萌えられないな・・・。もうひと盛り上がりほしいけど

霊素が死んだ今はちょっと期待薄かな(笑)

裏切って今後超おもしろいといいけど・・・

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