“ 負け犬っていうのは負けるのが怖くて挑戦しないやつらのことだ ”
リトル・ミス・サンシャインを見ました。
欠陥だらけの一家が末娘のためにオンボロのバスに乗ってミスコン会場を目指す。そんなお話です。
脚本の上手さが光る、心に沁みるいい作品でした。
負け犬とか、勝ち馬とか、オンリーワンとかナンバーワンとか、ひっちゃかめっちゃかになった世の中の価値観ですが、そんなものに引きずられなくても良いんだなーと思わせてくれます。
成功理論を語る父を見て育った、末娘オリーブは「負け犬になりたくない」と涙して語る。 だから「ビューティークイーンはアイスなんか食べない」と父に言われると大好きなアイスを前にして食べることを躊躇うのです。
そんな些細な点が、しっかりそして、さりげなくシナリオの中で回収されていく様は圧巻でした。
ビューティークイーンを前にして「アイスは好きですか?」とオリーブが聞くシーン・・・・やられたなー。
第79回アカデミー賞で脚本賞と助演男優賞(アラン・アーキン)を受賞しているそうです。 納得の面白さでした。
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