密告・者(綫人、The Stool Pigeon)

密告者

<密告・者> 2010年 香港 監督:ダンテ・ラム

出演:ニック・チョン、ニコラス・ツェー、グイ・ルンメイ 他

香港警察気鋭の捜査官ドンは、ある犯罪組織に密告者を送り込み内偵させたが、組織を追い込む寸前で正体がばれてしまい、密告者に瀕死の重傷と再起不能のトラウマを負わせてしまう。
それから1年、ドンは深い罪の意識を背負いながらも、新たな密告者として出所間近の青年サイグァイに白羽の矢を立てる。

親の遺した借金のカタに最愛の妹がヤクザの元で娼婦として働いているという事実を知ったサイグァイは、妹を救い出すため密告者となる決意を固める。しかし、彼らを待ち受けていたのは、余りに苛酷で壮絶な道だった…。

いやぁー、ラスト20分は息ができませんでしたわっ。

妻への愛、妹への愛、そして家族愛への憧れ。それぞれのバックボーンをしっかり描いた上で、ラストの大ヴァイオレンスシーンへ物語りが流れていく。目を覆いたくなるような、血なまぐさい描写が続くけれど、彼らの運命が気になって画面に目が釘付けに。

ボスを裏切ったディー(ルンメイちゃん)密告者として組織を裏切り続けていたサイグァイ。二人の裏切りものが、「一人ではなく、二人で助かろう」と逃げまどうシーンは、スピーディーな展開ながらも、どこかシンミリとする部分もあり。

密告者を操る優秀な刑事である一方、優し過ぎて冷徹になりきれないドン。 ドン役のニックが前半部は淡々と演じているが故に、ラストで彼の感情が爆発するシーンは圧巻でしたねー。

ルンメイちゃんについて。
GW-03874

ダーティーサイド・ルンメイちゃんもなかなか良かったです。彼女の中でも一つのチャレンジだったんじゃないかなー。この役は。

彼女お得意の、透明感溢れる役にはまだまだダーティーサイドの魅力は劣っているような気はしますが、クセのある演技(キャピキャピした演技)をするタイプではないから、性悪な女性の役とかも突き詰めていけば物にしてしまうんだろうなーと思います。

なんか不夜城の小蓮と被る部分があったし。 登場シーンから「やむ負えず、こんな世界にいるんだろうな」という雰囲気をかもし出している点は流石でしたね♪

濃厚な一本でした。

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