夢遊ハワイ(原題:夢遊夏威夷)

夢遊ハワイ

あらすじ

兵役終了間近に幼なじみの女の子シンシン(チャン・チュンニン)が死ぬ夢を見たアーチョウ(トニー・ヤン)はこれは何かの暗示なのでは無いかとシンシンの身を案じる。
そんな折り、銃を持ったまま脱走した後輩クンフーをこっそり連れ戻す極秘任務を上官から命じられたアーチョウは相棒のシャオグェと共に兵舎を出る。しかし、シンシンのことが気になり、彼女を探して、勤め先の病院まで会いに行くことに・・・

ところが彼女は務めていたのではなく、厳しい受験戦争に敗れ精神を病んで入院していたのだ・・・・。

面会に来たアーチョウからシンシンは離れようととせず、仕方なく病院から彼女を連れ出すが…。

トニー・ヤンという素材はやっぱりすげーや と思った映画でした。 これ、張孝全にも思うことなんだけれど。

努力では得がたいものを持っていると思う。 それが何なのかは分からないけど。 そして、台湾の青春映画はやっぱりキラキラしてるわっ。

でも、この輝きって見ようとしないと見えないものなのかもしれない。天然物であるが故に。 有る程度感性を磨いておかないと「退屈なだけの映画」になってしまう。

例えばイルミネーションに彩られた町並みを娯楽映画と例えるならば、青春映画は星のようなものだと思う。見上げなければ見えないのよね。

今の私には、青春映画の煌きをキャッチするのはちょっと難しかったかもなー(泣) 明確な起承転結の無い作品は、見る人と見る時を選ぶと思う。

ピンロウ売りの少女は新しい恋を見つけ、シンシンは退院する。 あのひと時が夢だったかのように、当たり前に過ぎていく時間。 もしかしたら号泣していたかもなー。 でも、今の私ではキャッチできなかった(泣)

何年か経ったら、出直してみよ。

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