今週中(書いている途中に先週になってしまったけど)には私的ランキングは全うpするぞ!と思っていたのですが、仕事の方でひっちゃかめっちゃかになってしまいまして・・・遅くなってしまいました。すいません(号泣)
キリが悪いのですが、今日は5位6位の発表です。(思いのほか書き過ぎて、力尽きてしまいました 苦笑)
それでは再開させて頂きます。
※注意「応答せよ1997」のネタバレを含みます。
評価基準は独断と偏見と愛と妄想余白
我可能不會愛你のキスシーンを好きな順に並べてみようという企画記事です。
前回までのあらすじ・・・・
①キスシーンアワード@我可能不會愛你 ランキング発表編パート①~17位から11位までの発表
②キスシーンアワード@我可能不會愛你 ランキング発表編パート②~10位から1位までの発表
③私的キスシーンランキング&キスシーンアワード総評@我可能不會愛你パート1
④私的キスシーンランキング&キスシーンアワード総評@我可能不會愛你パート2
⑤私的キスシーンランキング&キスシーンアワード総評@我可能不會愛你パート3
それでは第6位からの発表です。
6位(夢中)
キスシーンワードでは見事第二位に輝いたこちらのキスを、アオタは6位にさせて頂きました。
■理由
6位から3位に関しては正直、混戦です(私の中で)。なので同率3位でも良いのですがあえて順位をつけるとなると、このキスが6位かなー。
キーワードは「又青が大仁に夢中」です。
変化球の効いた大仁のプロポーズ。
それに対して、呆れた態度を取りつつも嬉しくて泣いちゃう又青。 すばらしいよね。
個人的に依晨のスナップの効いた、張り手が大好物だったりするので、その点もポインツでした。
そもそも、あんだけ丁立威に対しては「私を尊重してよ!」の態度を通してきた又青姉さんが、こと大仁哥との恋愛に関しては「自らシンガポールへの異動願い」を提出しているとか・・・ネタじゃん!♥ネタすぎるw
こういう、ちょっとした態度を分析する限り、又青は今まで「本当に好きで交際する」ということが無かったんだと思うんです。 そりゃー丁立威の事だって好きだったのだろうけれど、あくまでもその根本にあるものは自己愛だったのだと思う。
そういう意味では、ようやく「自分を愛することを」置いておいて、誰かを愛することが出来るようになったのだよね。(こういうのは、キスシーンランキングではなく、レビュー本編でもっと厚く分析&妄想するべきではあるのだけど 汗)
だから、相談せずに異動願いを出そうが、一緒ならどっちでもいいとか言い出そうが、ブレているのではなく、本来あるべき場所に収まったという方が正しい見方だと思います。
『↑大仁哥にのめり込みすぎて、キャラ変してしまった又青姉さんの図』・・・というよりも又青はこうやって、誰かをずっと愛したかったのだとは思うのだけどね・・・。)
さらに・・・・
『↑「一緒ならどっちでもいい」と、らしくない発言を堂々としているキャラ変又青姉さんの図』・・・・ここまでくると立威兄さんが気の毒だわ(泣)
このあたりで描写されている、きゃら変&大仁兄さん好き好きオーラなんかは、シナリオ上末っ子設定にしておいたのが生きてきてますよね。
そして、座り方一つ取って見ても、又青が大仁に夢中なのがわかる。見て下さいよ、この座り方。
んで、上記のとおり、この一連のシーンで描かれているのは、「又青が大仁を大好きであること」なんですよね。今まで逆の描写はあったけれど、意外に又青→大仁は少なかった。
だからこのキスシーンの終着点は、こういうフォルムになるわけです↓
ここで、大仁を上にしちゃうと、積み重ねの意味がなくなっちゃう。
ということで、このキスシーンというのは我可能全体を通しても非常に珍しいシーンだと思うのです。だって、このドラマの主語って大仁だから。
ユニークで可愛いプロポーズのシーンになっているけど、プロポーズを受ける側の又青が主語になってるのがこのシーンのポイントです。(※もう、日本語がひっちゃかめっちゃかだけれど、ご容赦くださいまし。ニュアンスだけ伝われば 汗)
だから、すごーく計算されたシーンだと思うのです。 日常を切り取るキスではなく、人生で大切な「ある日」を切り取るキス。
そう・・・・こういう時に・・・・こういう時に・・・・こういう時だからこそ・・・キスシーンって難しいと思う。それが6位の理由です。
これはですね・・・シークレットガーデンの私的キスシーンランキングで発表した「第8位(人魚姫の新婚初夜)」と同じパターンなんです。
「大切な一瞬を切り取りたい」と思う力が強すぎると、演出が透かし見えてしまうことがある・・・・。
プロポーズのシーン、新婚初夜、等々がこのパターンに陥りやすい傾向があります。 監督、演出家、脚本家が力むあまりに、演じ手の自由度が奪われてしまう・・・・。
だから、凄く素敵なシーンなのだけど、現実に沿って考えると少し不自然に見えてしまうわけです。 (少しキスしたら、ボーリン君が依晨の頭を持って・・・とかそういう演出が見えてしまう・・・。)
おまけに固定カメラなので、ほぼ同じ姿勢でキスしなきゃいけないのも、若干窮屈に見えました。※これはホームドラマでカメラに背中を向けないために不自然に食卓を囲んでいる家族の描写とも通じますが・・・。
このキスシーンはアワードでは2位にランクインしております。が・・・実は1位に投票した方が一人もいないのが特徴です。こういう票の流れから分析しても、1位に選べない何かがあるのだと思うのです。
ただし、何度も言うように、本当に可愛くて素敵なシーンです。本当は同率3位でも良いのだけれど、「演出による力み」はキスシーンの最大の難点だと思っているので、あえて厳しめにランキングさせて頂きました。
つづいては第5位。
5位(権利)
アワードでは第4位にランクインしたこちらのキスをアオタは第5位にさせて頂きました。
■理由
キスシーンって一体全体何のためにあるんだろう?良く考える疑問です。
キスは愛情表現だけれど、キスシーンはその都度違う。「感情の交差」であったり「意思表示」であったり、様々だと思う。
さて、5位にランクインしたこちらのキスシーンは多くのドラマで良く見かける「片方が寝ている」という描写です。上書きされつくした描写だけれど、このキスシーンは本当に奥深い。だからこそひな形になっているのです。
このタイプのキスシーンの特徴は「感情が交差しない」ということです。何故なら片方が寝ているから!(当然だ!)でもだからこそ、色々な場面で使われます。
以前、「応答せよ1997」は我可能と背中合わせのようなドラマと表現したことがありますが、実は1997にも「片方が寝ている」というキスシーンが出てきます。
あのドラマも、このドラマもある男性が幼馴染/高校の同級生(あっちは子供の頃からずっとだけど)を15年に渡って一途に思い続けるドラマです。(たぶん年数も同じだったはず)
で・・・このタイプのキスシーンは「片思い」系には絶大な効力を発揮するドラマです。と断言しておきます!
◇それは、時に「意思表示」だったりする。(1997の場合)
大好きで大切な女の子。でも、彼女ではない。だから、キスする権利など本来はないけれど、愛しくてキスしてしまう。
◇それは時に「変化」だったりする。(我可能の場合)
大好きでずっと思い続けてきた女性。思いが実ってようやく彼女になった。だから、キスする権利を確かめてみる。
「権利」とか「義務」とか堅苦しいワードとキスシーンって程遠いような気がするけれど、恋愛は「権利」と「義務」だと思っています。
幼馴染による片思い系というのは、誰よりも近くて、誰よりも信頼しあっているのに、唯一「権利」だけが欠けている状況に悶絶するお話(だと私は思う)。
「寝る」=無防備な姿を見せるというのは信頼している証拠です。だから片思い系ドラマではこのタイプのキスが多様されるわけです。
キスする権利がない時は「片方の意思表示」として使えるし、キスする権利を得た時には「変化/獲得」の表現としても使える。その根底には当然同じように「愛しい」という感情があるのだけれど、前述の通り、感情は交差しないのです。
大仁兄さんは、ただ一つ「愛する権利」だけが欠けていた。逆にそれ以外は全てを持っていたわけです。(だからこそ「愛する権利」だけ持っていた丁立威と衝突したのですが・・・)
だからこうやって、15年かけて勝ち得た権利を行使している姿を見ると・・・・感慨深いよね。
「チュッ」と軽いキスだけれど、15年かけて勝ち取った重みがあります。
そして無防備な姿を安心して見せているというのは「信頼」の証ですから、深い信頼と深い愛情のどちらも手にしていることがわかる素敵なシーンですよね。
6位の方が緻密に計算されて、演出されたシーンだけれど、私には5位の「チュッ」に見える歴史の方が尊い気がするのです。だから5位にさせて頂きました。
※更生、再読せずにそのままアップしているので(号泣)誤字脱字、日本語になっていない部分多数だと思います。落ち着いたら直します(/□≦、)
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